よいいじりとは

いじりとは何なのか。

また、最も良いいじりとは何なのか。

NGな観点をいつくか挙げ、そこから結論を導きたい。

まずはこの記事における「いじり」の定義を述べたい。
辞書によると

「いじり=他人をもてあそんだり、困らせたりすること」

となっているが、今回のいじりは

「他人という存在を何かしらの方法で活用し、周囲への笑いをおこす」

という肯定的な「いじり」の事であると定義する。
芸人などが使う、「いじり」「客いじり」をイメージしていただけたら分かりやすいかと思われる。

では次に、誰にとって「良いいじり」とするか。

ここでは簡単にするためにも登場人物は「自分(いじる人)」と「相手(いじられる人)」そして「他人(いじりを見ている人)」の3者とする。
この3者全員にとって最適ないじりを「もっとも良いいじり」としよう。

ではそれぞれの3者にとってよくないいじりは何なのか挙げていく。

①相手にとってよくないいじり
まずはわかりやすいパターンとして相手(いじられる人)にとってよくない場合を考える。

相手にとってよくないいじりのパターンとして、「相手が傷つく」や「相手の評価が下がる」といったものが考えられる。
たとえば相手がコンプレックスに感じていることや、「出来が悪い」などのいじりで笑いを起こすのは決してよくはない。

②他人にとってよくないいじり
次に、他人にとってよくないいじりを考える。

これも明快であり「内輪でわからないもの」がよくないいじりである。
たとえば「いじる相手の経験や経歴」など、その場では見えにくいものはこの「内輪」にはいる。この「内輪」ないじりでは相手と自分以外には理解しにくものとなってしまう。

③自分にとってよくないいじり
少し難しい観点ではあるが、最後に自分にとってよくない場合を考える。

いじる機会は1回とは限らない。したがって複数回いじる機会があるわけである。
そんな中いじりを行うためには、「いじりを失敗する確率」を減らしていく必要がある。
高等ないじりのひとつに「何かにたとえる」などがあるが、非常に難易度が高い。

リスクを考えたときに、自分にとってよくないいじりとは「難易度の高いいじり」であると考えられる。

④結論
上記の①~③を踏まえてもっとも良いいじりとは何かを最後に述べる。
単純にそれは、「相手が傷つかず、内輪感もなく、難易度の低いいじり」となる。

この条件にあてはまるいじりが、もっとも良いいじりとなる。
いくつかあてはまるだろうが、たとえば
「相手のその場で起こした違和感に対していじる」

である。
相手の小さな行動や発言のミスや、それの後に発生した微妙な空気感などをいじる、などがこれにあてはまる。

以上が、いじりに関する自分なりの考察である。